B&Gの地域代表「特命全権大使」会議開かれる。
プラスチック問題など活動目標確認

環境問題に取り組む「B&G・プロジェクト」の地域活動を支える「特命全権大使」の初会合が、4日東京千代田区で開かれました。
海のブルー(B)、森のグリーン(G)の保護を目指すB&G・プロジェクトは、全国各地に活動拠点を置くことを目標にしています。その各地の活動の中心になるのが特命全権大使で、初回の会には北海道から鹿児島までの13人が直接、あるいはオンラインで参加しました。
挨拶に立ったプロジェクトの創立提言者の浅井隆氏は、「世界中で大洪水が頻発しているなど,地球の環境破壊はもう後戻りできないポイント=Point of no return=を超え、温暖化による海水位の上昇やシベリアの凍土溶解による未知のウィルス拡散、人体内でのプラスチック蓄積など深刻な環境危機に直面している。人類の未来のためにできるだけのことをしよう」とB&G事業の狙いを強調し、各地の大使に、運動のPRと参加者の拡大を求めました。
会議では、当面の活動「やること」としてプラスチック問題への取り組みや、環境問題の情報発信などが承認されました。世界に呼びかけプラスチックの製造を80%削減すること、日本の川と海からすべてのプラスチックを回収することなどが目標とされ、人口やGDPの拡大膨張志向という人々の考え方そのものの変革が必要とも指摘されました。また学生による勉強会など、若い世代の参加も求めることにしています。
その後、各大使の自己紹介とフリートーキングがあり、環境崩壊の現状を知ることの大切さなどが再認識されました。
なお浅井隆さんの新著「ペットボトルがあなたの命を奪う!」(写真)が近日中に出版され、B&G・プロジェクトの活動も紹介されます。
