提案者メッセージ
Message from the Proposer
半世紀ほど前、レイチェル・カーソン女史が「沈黙の春」で描いた恐ろしい世界がこの地球上に出現し始めています。
魚の数は激減し、ミツバチは姿を消しプラスチックごみは太平洋だけでなく北極海にまで拡散し、ついに私たちの体内に微細ごみとして侵入し始めてきました。そしてあなたの脳の0.5%がプラスチックになり果てているのです。
このまま行けば近い将来、人類は大変な災難に見舞われることでしょう。それこそ「環境と人類文明の同時崩壊」です。
私たちは錯覚し続けてきました。この地球は巨大で無限に近い存在だと。
しかし宇宙から帰還した飛行士が言うように、地球は極めて薄い大気の皮と、限られた水、そして繊細なバランスの上に成立した生態系から構成されています。それはまさに、壊れやすいデリケートな存在です。人類の活動はその大切な「命の環」をギリギリのところまで追い詰めているのです。
80億を超えた人類が、欲望のままに今の経済活動を続けていくと、近い将来私たちの子孫は「生きるか死ぬかの瀬戸際」に立たされることでしょう。
人間自体も生物であり、この地球の一部である以上、母なる地球の環境と生態系を破壊してしまったら、生きていけるはずがありません。
そろそろ私たちも目覚めましょう。私たちの生き方、やり方に革命的な変革が必要です。
今こそ、人類が1万年の発展の中で根本概念としてきた「成長、拡大こそ善」という考え方を根本から改め、全く新しい革命的経済システムを作らねばなりません。
そこで、今までにない画期的な独立組織「B&G・プロジェクト」の創立をここに提案します。
その目的は「私たちの子や孫に母なる地球を美しいまま残す」というものです。
このプロジェクトは1000年は続くものとし、私たちの子孫に残していきたいと思います。
B&Gプロジェックト創立提案者 プロフィール
浅井 隆Asai Takashi
-
経済ジャーナリスト。1954年東京生まれ。
早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。同校を中退し毎日新聞社に入社。報道写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。出版社「第二海援隊」を設立し、多くの経済書、トレンド予測本を世に送り出してきた。2013年には「一般社団法人世界のこどもたちのために(CheFuKo)」を創設。福島や戦時下のウクライナの子供の支援を行っている。主な著書に『大不況サバイバル読本』(徳間書店刊)、『文明と経済の衝突』、『2025年の衝撃』、『ドルの正しい持ち方』(第二海援隊)、『ペットボトルがあなたの命を奪う!』などがある。
活動内容
Activity Details