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(浅井隆・創立提案者の講演を聴く参加者 第二海援隊セミナールームで)
地球環境の危機を知り対策を考える「B&G・プロジェクト特別レクチャー」が、12月6日、東京・御茶ノ水の第二海援隊セミナールームで開かれました。B&G創立提案者の浅井隆氏や東海大学の清水宗茂教授らが、異常気象やプラスチック汚染の深刻な現況を報告、参加者と共に地球環境と人の健康への影響と対策を考え合いました。
参加したのは約50人で、当日はYouTube中継もあり、オンライン参加者もありました。
浅井氏はこの8月に自ら鹿児島で体験、撮影した線状降水帯の激流の映像をもとに、最近の気候変動の激しさを報告し、プラスチック汚染や除草剤、農薬などの人体への深刻なリスクを強調。人が生き残れる環境を残すために、経済成長に依存した世界、資本主義を超える精神革命と社会システム構築の必要性を訴えました。
清水教授(右写真)は、大学に近い駿河湾でのカマスやアジの調査や、海水から採れた塩からもマイクロプラスチックが確認された結果を報告。多くの食品とその容器からも微小プラスチックが検出されており、体内に蓄積した場合の健康リスクも「無視できるレベルを超えている」と警告しました。
また体内蓄積への対策として清水教授はマウスを使った体外排泄試験の成果も紹介しました。食物繊維を混ぜた餌と通常餌の比較で、特にエビ、カニから採れるキトサンに大きな排泄促進効果があることを発見しています。清水教授はこのような排泄促進も活用しながら、プラスチックの利用を減らす生活の大切さを、参加者に呼びかけました。

このほかB&Gの母体の「世界の子供たちのために・CheFuko」の樺沢暢之代表理事は、生産量世界5位、廃棄量2位の「プラスチック大国」日本の汚染対策の遅れを指摘。「2050年には魚よりゴミの方が重くなる」と人体影響も含めた深刻な現況を説明し、「ゼロ・ウェイスト」(ごみを無くす活動)に先進的に取り組む徳島県上勝町のルポなどを紹介、個人と自治体、国のルール作りの大切さを指摘しました。
レクチャーの後、懇親会も開かれ、参加者からの質問やプラスチックを減らす体験なども語られ、情報交換を深めました。
なお次回B&Gレクチャーは2026年6月6日金曜日12時半から、同じ第二海援隊セミナールームで開催される予定です。
以下は浅井氏の講演で使われた線状降水帯や世界各地の異常気象の映像です。